平家の落人伝説が語り継がれる深山幽谷「五箇山」。
厳しい自然環境の中で先人の知恵と祈りによって生まれた
「合掌造り」と呼ばれる茅葺きの家屋は、国内の他地域には見られない、
五箇山と白川郷のみに現存する大変貴重な民家の形式です。
世界遺産に登録された相倉と菅沼の合掌造り集落をはじめ、
数多くの名所を有する五箇山は、
世界遺産の登録と東海北陸自動車道の開通によって、
いまや日本を代表する観光地となりました。
五箇山の自然はもちろんのこと、歴史や文化、そしてそこに住む人々の
素朴で温かい心が、訪れる人々を魅了してやみません。
平成7年12月、ユネスコの第19回世界遺産委員会において、
岐阜県白川村荻町、富山県五箇山相倉、菅沼の各合掌造り集落が
「世界遺産」として登録されました。
相倉合掌造り集落には、23棟の合掌造り家屋が現存し、
田畑、石垣、雪持林とともに懐かしい景観を見せています。
相倉民俗館や宿やお土産店などがあり、
素朴な人情と伝統文化に触れることができます。
今も、昔ながらの生活が息づく、山間の小さな集落です。
●駐車場/普通車・軽自動車500円(保存協力金)
●お問い合せ/五箇山観光総合案内所(TEL.0763-66-2468)
昭和45年に国の史跡指定を受け、
平成6年に重要伝統的建造物群保存地区に選定され、
平成7年12月には相倉合掌造り集落とともに世界遺産に登録されました。
菅沼合掌造り集落には、
ありのままの自然に抱かれた9戸の合掌造り家屋があり、
のどかで閑静な環境を今に残しています。
集落内には五箇山の歴史と伝統を体験できる
五箇山民俗館や塩硝の館があり、
周辺には五箇山生活館などがあります。
●駐車場/普通車・軽自動車500円(保存協力金)
●お問い合せ/菅沼世界遺産保存組合(TEL.0763-67-3008)
五箇山民謡を代表する「こきりこ節」や「麦や節」は無形文化財に指定され、
唄い踊り続けることによって守られ、時代を越えて五箇山に息づいています。
口頭伝承によって受け継がれ、風土とともに発展してきた
五箇山の文化遺産を、ぜひ体感してください。
〈会場〉世界遺産 菅沼合掌造り集落
9月23日・24日
9月25日・26日
〈会場〉世界遺産 菅沼合掌造り集落
岩瀬家ライトアップ
(世界遺産菅沼ライトアップの1週間前予定)